谷津駅の目の前に広がる谷津商店街の中にひっそりと佇む、喫茶店「螢明舎」(けいめいしゃ)をご紹介します。
1982年にオープンし今年で41年目を迎える螢明舎は、一歩入ると昭和レトロな空間が広がっており、現代ではなかなか味わえない非日常のようなゆっくりとした時間が流れています。
「忙しい日常から少しかけ離れたい」「特別な時間を味わいたい」そんなときにぴったりの喫茶店。
大切なパートナーと来るのはもちろん、贅沢な一人時間として過ごすのもよいのではないでしょうか。
今回は、螢明舎の魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
アンティークなインテリアが並ぶおしゃれな店内
京成本線谷津の駅南口を降り、谷津商店街を真っ直ぐ突き進んでいくと右手側に見えてくる西洋風の建物が、今回ご紹介する螢明舎です。
外から見ると、一見「営業しているの?」と疑ってしまうほど薄暗い店内。
気になる店内は、アンティークな家具にオレンジ調の薄暗い照明、BGMには静かなクラシックが流れており、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような空間になっています。

店内は、カウンター席、テーブル席に加え、テラス席の計30席ほど。
明るい女性の店員さんに案内され、今回はテーブル席に座らせていただきました。
照明は昼間でも間接照明のみで落ち着いた空間となっており、陽の光でさえ心地よく感じられます。

インテリアひとつ一つにもこだわりが込められていて、見ているだけでワクワク♪
店内に漏れる木材の保護用オイルの匂いも、どこか昭和の雰囲気を醸し出していました。

どこを撮影しても画になる空間のため、気づけば思わずカメラを手にとってしまいます。
そんなおしゃれな螢明舎ですが、実はあの有名作家・村上春樹さんとゆかりがあるのだとか。
オープン当初から何度もお店を訪ねており、エッセイ「ビックリハウス(1984年6月号)」などで螢明舎について取り上げられています。
螢明舎が村上春樹さんの仕事のルーツの一つであると思うと、とても興味深いです。
村上春樹さんは、現在もたまに螢明舎を訪れているのだそう。
螢明舎のホームページには村上さんとの逸話も掲載されているので、ぜひご覧ください。
コーヒーと自家製お菓子で贅沢なお茶タイム
螢明舎はコーヒー、紅茶などの飲み物はもちろん、自家製のタルトやキッシュが人気で、口コミにも好評のコメントが多く載っています。
店内にあるショーケースには、フルーツケーキ、ガトー・オ・ショコラ、洋梨のタルトなど心奪われるお菓子がずらり…。
デザートもいただこうと決めてはいたものの、何を食べようかしばらく悩んでしまいました。

今回は、ロアブレンドとりんごとバナナのタルトを注文しました。

食器もひとつ一つおしゃれで、パリの喫茶店を訪れているかのよう。
気になるお味ですが、りんごとバナナの程よい甘味と苦味を感じつつもすっきりとした味わいのコーヒーが相まって、絶品でした♪

心地よいクラシックをBGMに、コーヒーとタルトをいただきながら読書タイム♪
落ち着いた空間で、ゆっくりとしたひとときを過ごすことができました。
私がお伺いした平日の昼間の店内客は2〜3組だったので、静かな空間で過ごしたいという方は休日より平日にいくことをおすすめします。
コーヒーは400円でおかわり可能なので、長居も可能ですよ!

過去のカメラデータを見返していたところ、前回も同じりんごとバナナのタルトを食べていました(笑)。
キッシュはボリュームもたっぷりなようなので、おやつ時だけでなくランチタイムに訪れるのも良さそうです。
次はキッシュを食べに行こうと思います!
螢明舎 谷津店
住所:千葉県習志野市谷津4丁目6番34号
交通:京成本線「谷津駅」より徒歩4分
営業時間:10:00〜22:00(月曜定休)
連絡先:047-451-1669
駐車場:なし