新船橋駅から徒歩8分にある飛ノ台史跡公園博物館は、敷地内に公園がある、開放的な博物館です。
普段見られない土器や、遺跡から見つかった貝などが展示されており、縄文時代にタイムスリップしたような非日常的な空間が広がっています。
飛ノ台史跡公園博物館でしか見られないものや記念展など、来場者がわくわくするような工夫がたくさん!
今回は、大人も子どもも楽しめる飛ノ台史跡公園博物館の魅力を、たっぷりとご紹介します。
飛ノ台史跡公園博物館とは?

飛ノ台史跡公園博物館は、船橋の縄文時代に特化した博物館です。
ほかの博物館では見られない、その街ならではのものを展示しています。
飛ノ台史跡公園博物館は、船橋で発見されたものだけを展示している貴重な場所なのです。
学制150年記念展 ガッコウの下の遺跡〜船橋の縄文時代中期〜

私が取材に行ったとき、ちょうど「学制150年記念展 ガッコウの下の遺跡〜船橋の縄文時代中期〜」という企画展が開催されていました。
小さいころから住んでいた街に、遺跡や貝塚があるとは驚きです。

博物館に入って、最初に目に入ったのは大量の縄文土器でした。
ショーケースに入っていなかったので、ギリギリのところまで近づいて見られます。

壁には、シカの頭蓋骨が!
なかなか見られないので、思わず撮影しました。

私が一番興味深かったのが、今回の企画展のテーマとなっている学校の下の遺跡です。
この表は、遺跡が見つかった学校を示しています。
私の母校はありませんでしたが、半分以上は知っている学校でした。
「こんなに身近なところで遺跡が見つかっているんだなぁ」と、驚くばかりです。
こちらの企画展は2月の前半までとなり、後半からは海神中学校の生徒が作った美術作品の展示をするのだとか!
1階のスペースは、来るタイミングによって展示物が変わるので、そこも楽しみの一つですね。
見どころがたくさん

飛ノ台史跡公園博物館には、まだまだ見どころがたくさんあります。
2階にあがって一番驚いたのが、「埋葬された男女」。
縄文時代早期のお墓としては、大変めずらしいそうです。

昆虫が好きな人にはたまらない、虫ずかんがありました。
標本になっている虫は、すべて史跡公園内で見つかったものだそうです。
虫ずかんに載ってない虫を見つけて、博物館にいる学芸員に自慢しましょう!

かわいらしいサイズの土偶も!
大きさが小指の第一関節くらいで、とても小さかったのが印象的です。
ワークショップでさまざまな体験を!

館内には、ワークショップコーナーがありました。
ワークショップは無料のものと有料のものがあり、こちらは無料です。
誰でも簡単に作れるようになっており、作り方が書かれている紙や、必要な材料は持って帰ることができます。
家に帰ってからも、親子で一緒に楽しめますね。
有料のワークショップは、月2回ほど開催されます。
広報ふなばしに告知を出しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
史跡公園

飛ノ台史跡公園博物館の敷地内に、史跡公園があります。
近くの保育園の園児が遊んだりお散歩したりと、博物館としてだけではなく、史跡公園の利用を目的とする人も多いのだとか。
特に、保育園の園庭は狭いため、史跡公園を利用しているのだそうです。
史跡公園と道路が少し離れているうえに芝生なので、小さいお子さんが遊ぶにはよい環境が整っています。

ベンチもあるので、天気のよい日はのんびりとした時間が過ごせますね!
教育関係とコラボ

飛ノ台史跡公園博物館は、授業の一環として利用される学校も多いそうです。
小学校では、6年生になると歴史の授業が始まりますよね。
そういった生徒たちが4月〜6月ごろ、飛ノ台史跡公園博物館に見学に来て、歴史を学び知識を深めます。
また、学校の美術の時間に縄文土器のスケッチをしに生徒がくるなど、教育とのコラボレーションが多いのも飛ノ台史跡公園博物館ならではですね。
特に、飛ノ台史跡公園博物館の隣りにある海神中学校とはコラボレーションの頻度が多く、つながりが深いことがうかがえます。
歴史への興味を深めよう

飛ノ台史跡公園博物館は、非日常を味わえる空間が広がっており、船橋の歴史がつまった場所です。
歴史の教科書でしか見ることのなかった、縄文時代の石器や土器など、昔使われていた数々の貴重な道具を間近で見られます。
興味深いものがたくさん展示されているので、ぜひ遊びに来てくださいね!
飛ノ台史跡公園博物館
住所:千葉県船橋市海神4-27-2
受付時間:9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日・祝日の翌日(土曜日と日曜日は除く)・年末年始
入館料:一般 110円(団体20名以上は70円) 児童生徒 50円(団体20名以上は30円)市内在中の小中学生は無料
アクセス:東武アーバンパークライン「新船橋駅」より徒歩8分
電話:047-495-1325
Twitter:@tobinodai